Tech Hunting 101

テックなカンファレンスの中の人です。主に海外出張先から、速報をまとめます。

ミレニアルはもう古い?時代はGenerationZ。公式セッション1日目速報

今朝のキーノートに続き、午後の速報です。 

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公式セッションは、同時に3セッションが繰り広げられる。
TItan Hall
Brightline Hall
Fenox Ventures Hall
特に部屋別のテーマ設定はない模様。以下にて、特に混んでいた部屋をチェックしました。
 

<目視確認で、参加者が明らかに多かったセッションを赤字で囲う>

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混雑状況だけで考察すると以下2点:
 
①米国市場だけ見つめるのはもうダメかもしれない?
米国のカンファレンスで、外国市場が注目されることはあまりないとい勝手な先入観があったので、China Marketのセッションが賑わっていたのが印象的だった。ただ、話されている内容は、さほどディープではなく、WeChatがありますよ、Googleではないですよ、などわりと初歩的な内容。
 
②時代はGenerationZ
GenerationZとは、2000年以降生まれで、スマホがない世界を知らない世代。ちなみにミレニアルはもう1980-1990年代、ネットがない世界を知らない世代。ミレニアルとGenZの間も激烈な壁がある。
GenZは、一つのサービスやブランドへの愛着と切り替えが激しすぎる、が故に、次に何が流行るか全く読めない、というのが大きな特徴。
ちなみに、VolvoAudiのトップ2人だすごい!と思い隣のセッション参加したけれど、結構空いていて、おや?と思い隣の部屋(GenZ)を覗いたら、激混みだった。強い興味関心がうかがえます。
 
 盛り上がっていたセッションはこちら:
 
  BRIDGING THE ONLINE TO OFFLINE CONSUMER EXPERIENCE という名のコマースセッション。

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ビーコンは企業のエゴではないか、ビーコン活用で実際に幸せになった消費者がいるのだろうか?
という問いに一同と会場に盛り上がる。そこまで詳細な位置情報をとるにはまだテクノロジーがついてきていない。今は、どこに住んでいて、職場がどこで、今は旅行にきた、その程度の大規模な位置情報で十分だと考える。まずはそこの精度とユーザービリティをあげるべき。
アプリ作る作らない論は、作らないが優勢。理由は、ユーザーの平均起動アプリ数の限界、今から参入は遅すぎる。逆に巨大プラットフォームアプリのAPI連携などが広がっているので、そこに乗っかった方が価値。
 
これは今朝のeMarketerのプレゼンにもつながりますね。スライドデータ手に入れたら載せます。
 
また明日!