BLOCKCHAIN AGENDA に参加しに、韓国ソウルに来た。
INSIDE BITCOINSの、BLOCKCHAIN AGENDAに参加しに、韓国ソウルに来た。
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前日にTutorial Dayが設定されている通り、一般にも広くオープンされたビットコイン・カンファレンスだ。無料で展示会とKeynoteにも参加できる。主催者に、どうしてBLOCKCHAIN AGENDAなのか尋ねたところ、Bitcoinだけだと狭まってしまうから、いろいろ考えた結果変えたとのこと。一番の驚きは、Industrial Bank of Koreaが、プラチナスポンサーであること。これ、ビットコインのカンファレンスだよ!
《全体の様子》
入り口。祝2回目の開催、去年より倍の規模になったらしい。おめでたい!
展示は全部で13社。中にはビットコインマークのアクセサリーが作れるよ!という会社もあったが(お祭り感出てて個人的には好きです)、基本はすべてテック企業だ。
Keynote会場。主催者Christophの軽快なMCで進んでいきます。インタラクティブに参加せざるを得ない雰囲気で、いい感じです。
終日、キーノート→ブレイクアウトセッション→休憩→ブレイクアウトセッションの繰り返し。基本は単独スピーチで、ディスカッションはあまりない。キーノートのメッセージは、先見の明を持て!に尽きると思った。あっという間に時代遅れになるよ、と、20年前のネットバブルで経験済みだろう、と。
《Startup Competition》
6社登壇。その中でも気になった3社をピックアップしてみました。気になった理由は、テックピーポーだけでなく、積極的に一般層を取り込もうとしたサービスだったので。スピーカー4名が審査員。ロジャーはじめとした投資家たちなので雰囲気は真剣だ。
◆Bitholla
初心者向きの、ビットコイン決済プラットフォーム。ぶっちゃけ、匿名性だとか、ビットコインアドレス〈1MZ3SN9meNwXjnWaxygffcJeiuqSHsfwrM〉とかキモくない?と。Chat, Feed機能のついたSNSにして、アドレスもQRや↑の代わりにもっとわかりやすい任意のものを使えるサービス。Seoul Bitcoin Meetupの幹事が作ったらしいサービスだな、と思いました。
◆WageCan
早速申し込んだ!BitcoinのDebit Card。Bitcoinで入金して、あとはDebit Card使用可能店どこでも使える。日本はまだあまり普及していないけど、少なくとも近々に海外旅行の必需品になりそう。中華圏はwagecanが圧倒的みたい、北米はXapoなのかな。
◆KoreanBuddy
外国人が、韓国グッズをECで買うのは難しい。多くは言語と決済フォームの問題(やたら必要項目が多いらしい)で、大概挫折する。韓国コスメやK-POPが人気な一方で、Amazonなどに出ていないマニアックなグッズを手にいれる手段は、韓国人の友達(=Korean Buddy)に頼むしかない。そのBuddy役を代行しますよ、というサービス。ビットコインである必要が?と疑問があがったけれど、そもそも(外国人的には)ウォンでの決済が複雑だから、ビットコインでさくっとできるニーズはすごくあるんです、とのこと。
日本でも同じことがいえるのかな。
優勝は、Bithollaでした。理由は「ビットコイン参入へのハードルをうまく下げようとする試み」「将来性」。
(賞金は、KRWだった!え。)
《カンファレンスに参加してみて》
まずは、シャッター数多かった写真を貼ります。
①まさに、Contractだと思うです。
②プレゼン毎に毎回walletの一覧やExhangeの一覧がでてくる、そしてすごい勢いでパシャパシャされる。まとまったLumer Scapeみたいのがまだないみたい。作ったら一気にグローバルで展開できると思う。
③ランチ(あんまり関係ないので写真小さくした)
Coinplugの皆さまに連れてってもらった。KINTEXの会場内なので、あまり期待していなかったけど、美味しかったです。モットーはつねにFollow the locals !
Camp Spice(KINTEX) | Famous Restaurants | MICE
Mt.G●oxでネガティブニュース多くて日本は大変でしょう、 と皆さん心配してくださる。その通り!
④その他
wallet持っていないひとに半ば強制DLさせて、その場で0.01BTCくらいあげる試みはとてもいいと思う。各ステージで繰り広げられます。
ただ、すごく不思議なのが、ビットコイン触ったことないデスという人が結構な数いること。こんなマニアックなビットコイン・カンファレンスにはるばるKINTEX(中心部から1時間はかかる)まで来て、参加しているのにもかかわらず!だよ。でも、きっとそういうひとが世の中のマジョリティで、その中でもこういう場に興味があるような、アーリーな層を積極的に取り込むべき、そういうフェーズになってきたのだとも思う。
その中で少し違和感があるのが、どのスピーカーも、ビットコインが個々でコントローラブルだという自由性をゴリゴリ推すこと。確かにおっしゃる通りでそれが強みなのだけど、広く普及するには、それでは刺さらんのではないだろうか。ブロックチェーン技術を自分駆使してサービス作れるような人にはそれで気持ちが良いと思いますが。たとえば〈1MZ3SN9meNwXjnWaxygffcJeiuqSHsfwrM〉だとか、中央管理機関に頼らず自分の意思で金銭を管理できるって、正直キモいです。
普通の人は、誰かに頼って、そして守られたいんです。きっと。
と、ギーク漬け4日目にして思ってきた。