世界最大のスタートアップイベントWebSummitのアジア版、RISEは小さな地球か。
◎RISEとは?
5/31-6/2に香港中心部で開催。ダブリン(今年はリスボン)で開催される4万人が来場する大規模スタートアップイベント= Web Summitの、アジア版。今年2回目の開催で、435 スタートアップ、来場者8,144人、国籍は80以上を記録。国際色豊かな参加者が集う。出展も香港企業はごく一部で、会場を歩いていても中国語は聞こえてこない。9割方ローカルで、ザ・インドなカンファレンスだった先日のSURGEとは全く異なる。
◎全員有料で8,000人も集まる空気感
Start Upは$2,000で4名のパスと小さなブース、そして400名のInvestorとのネットワーク機会がもらえる。一般参加者は超早割で$450くらい。最低でも1名5万円以上払っている計算だ。なので、参加者のモチベーションも会話の質もとても高い。
出展カテゴリーは、下記7カテゴリに分かれている。こちらもMachineがホットな印象。
・Machine
・Builders
・Entertainment
・Fintech
・ECommerce
・Marketing
・Enterprise
出展会場の雰囲気
カテゴリー別にゾーン分けされている
ネットワークも気軽な雰囲気
セキュリティチェックもPhotoID必須、四重なので不正は難しいでしょうね。
◎初日のキーワードはMachine、AI、Fintech。
深センが近いからか、Machine Stageが用意される程Machine領域が熱い。中でもドローンに関する話題が多いのが初日の印象。創始者の敏腕Paddyによるオープニング直後のプレゼンターも、DJI社が務めていて、早速飛ばして場内の様子をスクリーンに投影していた。印象的だったのは、オーディエンスが誰もドローンにびくとも動じなくなったこと。私が約1年前にドローンイベントを主催していた頃は、会場でドローンを飛ばすだけでシャッター音の嵐だったのに。時の流れは早い。
Fintechについては、日本でよくあるアプリケーションの話題よりかは、決済システムそのものに言及する話題が多い。人の入りもFin関係が一番多い印象。AIは特にテーマで区切られている訳ではないが、総じて、ベースにあるよね、といった感じ。
セッションについては、明日はMachine StageがMarketing Stageに変わるので、VRの話題が増えると予想。
◎やはり、ピッチが熱い
会場図はこちら。
3ステージ+ピッチステージで4つ、常に繰り広げられている。なので、丸3日参加しても、退屈はしないと思う。そして一番盛り上がっているのが、このピッチステージ。5min Pitchを朝から最後まで延々と行っています。こちらは、最終日にFinalの発表があるので、楽しみに待つ。
この熱気。とてもじゃないけど、座れません。
そして香港はさすが夜の街。毎日Night Summitというパーティが開催される。そこでのネットワークを楽しみに、残る午後は出展会場を走ります。
追伸:RISEのオフィシャルホテル、Hyattの中華ランチが美味しかった!:)